こんにちは。アゼスタです。
古い暦ですと8月末の今の時期は“処暑”。
立秋の次の時期にあたり、日差しがおさまり暑さが和らぐ、という意味を持つそうです。
しかし体感としてはまだまだ夏日。
油断せず体調管理をしっかりやらないといけないですね。

 

今回は、「特急こうのとり」のご紹介です。

 

運行区間は新大阪〜福知山・城崎温泉。
前身は1986年に誕生した「特急北近畿」です。
2011年に列車名を「こうのとり」に改称しました。
運行エリアである但馬のシンボル、コウノトリにちなんで名づけられたそうです。

 

余談ですが、但馬とコウノトリの関係について少し。
国の特別天然記念物コウノトリはかつては日本中で見ることができましたが、
昭和40年代半ばには姿を消し、但馬地域が日本最後の生息地となったそうです。
そこで豊岡市では人工飼育を開始するなど保護・増殖・野生復帰に努め、
平成元年に飼育下繁殖に成功。
以来、毎年繁殖は成功し、現在では100羽のコウノトリを飼育しているそうです。
このコウノトリたちは「兵庫県立コウノトリの郷公園」で見ることが出来ます。

ご興味のある方はぜひ会いに行ってくださいね。

 

さて特急のお話に戻ります。
「特急北近畿」の時代はいわゆる国鉄特急色と呼ばれる
クリームに赤のラインの車体でした。
全国各地で見られました。
各地のこの車体は徐々に数が減り、今年の4月に最後の列車が引退となりました。
全国どこでも一緒ではなく、それぞれの地域で個性あるボディが活躍しています。

 

JR西日本 特急こうのとり2_R.jpg

 

「特急こうのとり」もそのひとつ。
写真はこうのとり287系で白いボディに一本の赤いライン。
シンプルでスタイリッシュな印象ですね。
座席の足元スペースを広く、女性専用トイレの設置など車内も快適な空間となっています。

 

新大阪から城崎温泉まで約3時間。
週末は外湯めぐりなどいかがでしょうか。